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子供の頃に描いた絵〜Childhood Artwork〜

自宅で片付けをしていて思いがけないものを発見すると嬉しいものですが、それが自分で描いた絵や自分で作った工作などの場合、なんだか過去の自分に出会ったような感じがします。

このブログの初投稿記事として、子供の頃に作った作品に刺激を受けた自分がNFTアートに出品するまでの話をまとてみました。

目次

発見

実家の物置を片付けていたところ、見覚えのある絵を見つけました。自分では記憶がないものの、確かに自分のサインがあり、中学生の時の学年・クラス・出席番号が書いてありました。レコードジャケット(表面・裏面)のデザインを描いてみようといったような授業だったと思います。

Fishbone Guy : My friend 1984
Fishbone Guy : On the plate 1984

タイトル「Fishbone Guy 」・・・って。。
魚の骨が人の姿をして、自分と同じようなペットを散歩させています。
ペットを操っているようですが、自分自身もペットと同じように空っぽの骨だけになっています。
もう一枚は、皿の上にのせられて哀れな姿になってしまいました。
子供ながらに心に穴の開いた自分と同じ中学生の気持ちでも描いたつもりだったのでしょうか。

子どもの頃に描いた絵が意外にも、今の自分に刺激を与える新しい発見になることもあります。
昔の記憶を思い出すということも、目の前に何か具体的なモノがあれば、よりはっきりとした記憶が思い出されるのだと感じました。
どこで手に入れたのか、物置の片付けをしていて一緒に見つけたルネ・マグリットマーク コスタビなどの作品集が自宅にあったのも不思議でなりません。

人間や動物の骨を描くことにハマっていたのは、当時は子供ながらに何か奇妙な絵に興味をもっていたという記憶があります。
どんなものに影響を受けてきたのか、はっきり思い出せなかったことも、昔持っていたものをじっくり見ると思い出すということがわかったのは驚きでした。

巨匠ピカソが幼少期に描いた作品

私の絵はさておき、「巨匠」と言われる芸術家においては、子供といえども既に完成されて作品を描いていました。
キュビズムを代表する巨匠、パブロ・ピカソ(1881~1973)においては、13歳の時に描いた作品を見た美術教師の父親に「ピカソの画力は自分を超えた・・・」と言わしめたほどです。

『初聖体拝領』First Communion
1896年
油彩・キャンバス
166 x 118 cm
ピカソ美術館蔵
『科学と慈愛』Science and Charity
1897年
油彩・キャンバス
197×249.5㎝
ピカソ美術館

《初聖体拝領》は15歳、《科学と慈愛》は16歳の時、描いた作品と言われています。
観察力や表現力の奥に、大人としての人間としての成長ぶりが伺える作品と感じました。

アートで稼げる時代がやってきた!?NFTで出品してみました!

子供の頃はアーティストに憧れていたこともありましたが、(僕は俗人の凡才だから、その辺のことは正確に理解できなかったというのは実際そうだと思いますが)芸術家なんかじゃ食べていけないぞと言われ、当然のことながら現実は違う仕事をしています。
ただ、NFTという仕組みができたことで今更ながら、子供の頃の夢に少しだけ近づきたいと思い、NFTアートに参加しました。

NFTについては既に多くのメディアで取り上げられているのでここでは割愛しますが、私自身がNFTに実際に出品した話や経過報告などは、別サイトであらためて投稿できたらと思います。

子どもが作った作品はずっと残しておきたい

受容も発信も全てデジタルで行われるような現代においては、アートもデジタルでの表現が主流を占めそうな時代です。
時間をかけて何かを作り出すことに不慣れになってきている今こそ、アナログの表現に価値があるのではないかと、子供のころの作品をみて感じました。

子供が作った作品は、ぜひ残しておいてあげてください。
技術の進歩によっては、子供が作った作品がどんな可能性や価値が秘めているかわからないですから。

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